仮想通貨3.0
みなさんは「仮想通貨3.0」という本をご存知でしょうか。
著者はビットコインが一躍有名になった
マウントゴックス社の元CEOマルク・カルプレスさん。
(現在はトリスタン・テクノロジーズ株式会社という会社でCTOをされており、
日本のIT産業発展のために尽力してくださっているそうです。)
マウントゴックス事件の真相や、
ビットコインとは何か、
仮想通貨の今後の未来について書かれた本書。
面白い内容だったので何回かに分けて書評を書きたいとおもいます!
仮想通貨とは何か?
ビットコインはサトシ・ナカモトという人物によって開発されたと言われています。
(この人物の正体は未だに明らかになっていません。)
リーマン・ショックで金融危機真っ只中の2008年に暗号通貨に関する論文を発表。
ビットコインが初めて世に公表されたのがこの時でした。
ビットコインが今までの法定通貨(円、ドル、ユーロ)とどう違うのか。
その違いは主に3つあります。
1 管理する中央組織が存在しない
2 中央サーバーが存在しない
3 形が存在しない
1管理する中央組織が存在しない
ビットコインには中央銀行のように通貨を集中的に管理する組織は存在しません。その供給量はシステムによってあらかじめ決められており、マイニングという作業によって約10分ごとに一定量が発行されていく仕組みになっています。
まず1つ目が中央銀行不在という点。
中央銀行はその国で発行されるお金の量をコントロールしています。
また中央銀行があるからこそ私達は安心してお金を使えるのですが、
これはその国の通貨の価値を信用によって
成り立たせているのです。