【仕事と人生を楽しもう】1日3分のライフハック知恵袋

仕事が少しでも楽しくなるコツを残せたらと思いブログを始めました!労働関連の法律、働くこと全般、社労士試験、ライフハックなどについて書いています!

絶対価値で生きる

最近感動した本の一節をご紹介。

「イノベーターズ 革新的価値創造者たち---イノベーターが生まれる組織の法則」
著者:吉村 慎吾

 

著者の吉村さんは株式会社ワークハピネスの代表取締役会長をされている方で、主に人材育成トレーニングや組織開発コンサルティングを手掛けていらっしゃるかたです。

もともとは公認会計士として活躍されていた方で、現在はイノベーター(革新的価値創造者)を作る事業も手掛けていらっしゃいます。

(詳細はこちら

 

絶対価値で生きろ!

本書の本筋とはズレますが、すごく大切なことを最終章で述べられていて感銘を受けました。

人間の幸せの尺度について述べています。

挑戦して失敗して貧しくなったらどうしようか、

生活が苦しくなったらどうしようか。

そんな不安を抱える読者に対してエールを送っている文脈になります。

「でも、年に一回くらいは家族で海外旅行に行ける生活がしたい、、、」。誰と比べているんだ。変な理想を持つから、現実とのギャップで苦しむのだ。

 相対価値を捨てることだ。何かと比べて歪んだ変な理想を持たないことだ。相対価値で生きているから幸せが他人任せなのだ。他人の評価や顔色ですぐに自分が不幸になる。他人と比較して苦しむ。絶対価値で生きていたら幸せは自分で生み出せる。(p269~p270)

相対価値とは他人を尺度に自分の幸せを推し量ることです。

例えば

「大学の友人と比べて年収が高いから優れている。」とか

「友人よりも良い家に住んでいるから自分は幸せ者だ。」とか。

 

周囲との比較で優劣をつけて幸せか不幸かを判断する価値尺度のことを 

「相対価値」といいます。

 

一方で「絶対価値」とはその真逆。

「自分にとっての幸せとはどういう状態か」を理解していて

その状態を達成できているか?という価値尺度のことをいいます。

 

「相対価値」は他人を基軸としていますが、

「絶対価値」は自分を基軸としています。

 

今の日本は結構多くの人がこの「相対価値の罠」に

ハマってしまっているように感じます。

かくいう私も相対価値にハマっていた人間でした。

人と比べてジェラシーを感じていた時期がありました。

 

私の場合は「年収」でした。

前職の銀行員時代と今の社労士事務所の年収では正直かなりの差がありました。

 

「今の仕事は好きだけどそれでももっと稼げるようになりたい」

という情熱(絶対的価値)で転職を決意。

周囲から止められはしましたが自分の絶対的価値を尊重しての決断だったので

迷いはありませんでした。

 

しかし転職をしてみると収入は大きく減り、

今までと同じような生活はできなくなりました。

その一方で銀行の同期は結婚をして家庭を持ち

都内の良い家に住み

旅行を満喫している。

 

それを目の当たりにするたびに

「自分はなんて馬鹿なことをしたんだろう。

 収入が下がって彼らと同じような生活ができないなんて。

 転職なんてしなければ、、、」

と同期と比較して不幸になった自分を恨んでさえいました。

 

しかし今ではその感覚はありません。

それは自分がなぜなんのために転職したか、

そして今の自分がどんなことに幸せを感じられるかが理解できたからです。

絶対価値に従ったという納得感が

「望んだ人生を得られている感覚」に結びついて

それって幸せなことだな!と素直に思えるからです。

 

明日に続きます。

【1354字/53分45秒】