【やめられない止まらない】悪習慣を断つ!
先日のライフハッカー日本語版に興味深い記事を発見。
それは「やめられない悪習慣を断つコツについて」
以前より取り上げさせていただいている習慣化コンサルタント古川武士さんの記事です。
みなさんも1つや2つ、やめないととわかっているけどやめられないことってありませんか??
駄目だとわかっているのに続けてしまう、この人間心理についてわかりやすく解説してくれています。
なぜやめられないのか?
悪い行動習慣は、なぜ生まれるのか? それは、悪い行動が「ストレスコーピングの手段になっている」から。
※ストレスコーピング:ストレスにうまく対処すること
イライラ、不安、疲れ、不自由感など私たちは日々仕事、人間関係、育児、などでストレスにさらされます。
生きている限り、良くも悪くもストレスは発生します。そのストレスは、解放されたいと待ち望んでいます。
溜め込み続けると、心は限界になるので、何らかの形で対処する必要があります。その手段が、冒頭のような行動習慣になっているのです。
たとえば、スマホを見ること。制限したいと思っていても、それによって解消されているストレスはないでしょうか?
お酒の飲み過ぎ・食べ過ぎ。それによって解放されているストレスはありませんか?
1つの行動を繰り返してしまうのは、「精神的なベネフィット(恩恵)」があるから。つまり行動が「ストレスを解放する手段」になっているからです。
例えば私であれば「寝る前のスマホ」をという悪習慣を断ちたい。
寝る前のスマホは質の高い睡眠を取る上で弊害になりますので避けるべきです。
しかし、少しならいいかと結局30分くらい触っていることも。。。
その結果睡眠不足となり次の日に悪影響が出てしまいます。
古川氏によると、悪習慣は「ストレスコーピングの手段(ストレス発散)」になっているとのこと。
悪習慣はストレス発散のための方法の一つにすぎない、ということをまずは抑えましょう。
そして悪習慣を断つ具体的な方法について以下のように言及しています。
①ストレスコーピングの手段・選択肢を増やす
1つ目のアプローチは、ストレスコーピングの手段・選択肢を増やすこと。
(中略)
たとえば、禁煙したいのにタバコがやめられないとします。喫煙が、気分転換になっていたら、それに代替できるストレスコーピング行動の選択肢を作ることで、解決しやすくなります。
単純に禁煙すると決めるだけではなく、喫煙で得られていた刺激と気分転換の別の方法を自分に用意するのです。
タバコを吸う代わりに、
- 刺激の強いガムを噛む
- ブラックコーヒーを飲む
- 炭酸水を飲む
- 気分転換用の音楽を聴く
- 禁煙サポートパイプをくわえておく
- テニスボールを握る
など、1つの手段ではなく、なるべく多め10個くらいの代替アイデアを出しましょう。
ストレスコーピングの手段・選択肢を増やすこと、そしてその選択肢は多めに10個くらい用意しておくこと、がポイントの1つ目です。
確かに禁煙に挑戦している人の話でガムを噛む、アメをなめる、というのはよく聞く話ですね。さらに禁煙を成功させたいのであれば、その手段を1つではなく多めに10個くらい用意しておくと良いようです。
「寝る前のスマホ」という私にとっての悪習慣を断つための選択肢は
・読書をする
・音楽を聞く
・筋トレをする
・ボイストレーニングをする
など別の行動でもストレス発散の代替ができるかもしれません。
②ストレスそのものに対処する
2つ目のアプローチは、「ストレスそのものに対処する」こと。
ストレスが悪い習慣を作っているとしたら、ストレスそのものを生み出しているものと向き合っていきましょう。
たとえば、仕事が合わなくて、さらに上司との人間関係も悪く、毎日が嫌で仕方がないとします。このストレスから束の間解放されるために深酒をしているとしたら…。
こうなると、コーピングの手段だけを探しても対処療法に過ぎません。
ストレスそのものを何とかしなければ、お酒を幸運にやめることができても、ギャンブルなど別の依存行動でストレスコーピングを繰り返し、あまり好ましい状態にならないかもしれません。
そんな時は、思考習慣を変え、物の捉え方、解釈を変えること。
(中略)
どうしても仕事が合わないなら、「今が天職(自分の魂に合う仕事)を探求するターニングポイントだ」と思って自分のやりたいことを探ってみるのもいいでしょう。
いずれにしても、ストレスを生み出す巨大な問題そのものを対処しなければ、習慣行動だけを改善しようと思ってもうまくいかないことがあるのです。
2つ目の方法は「ストレスそのものに対処する」という方法。
ストレスの根源を断たなければ、一つの悪習慣を断っても別の悪習慣に手を広げ続けるだけです。
ストレスの根源を見極める
↓
ストレスの根源を取り除く
↓
ストレスのはけ口にしていた悪習慣が自然と必要なくなる
という順序で問題解決を図る。
まとめると「悪習慣をやめよう」ではなく「悪習慣の根源となるストレスを取り除こう」ということになります!
以上悪習慣を取り除く2つの方法をご紹介しました。
今回の記事を参考に、
私も「寝る前のスマホ」という悪習慣を断ち切ってみたいと思います!