《問題解決のステップ①》背景を洗い出す
スピーディーに問題解決するコツについて解説しています!
ソフトバンクやヤフーで管理職のトレーニングや外部での講演など多岐にわたって活躍されている寺下薫さんのご著書
からそのメソッドについてご紹介させて頂きます。
~第1弾~
【思考術】世界一速い問題解決 - 【仕事と人生を楽しもう】1日3分のライフハック知恵袋
問題解決の4つのステップ
問題に出会ったとき解決に至るまでには以下の4つのステップを歩みます。
STEP①
10分で問題の”背景”を洗い出す
↓
STEP②
20分でゴールを設定し、問題を整理する
↓
STEP③
30分で問題の全容を「見える化」し、心の原因を突き止める
↓
STEP④
10分で解決策を出す
全体を通じてたったの70分です。
森下さんは「大概の問題は70分あれば誰にでも解決ができる」と言っている通り
問題解決は誰にでも後から身につけられるスキルだといいます。
それではそのポイントを一つずつ整理していきます。
STEP① 10分で問題の”背景”を洗い出す
問題を問題と捉えられていないときに
大前提として行うステップがこのSTEP①です。
問題は見えていないだけで実はたくさん現場に転がっています。
関心を持っていないとなおさら見えてこないものです。
ですのでまずは
「何が問題となっているのか?」
もしくは、
「何が問題になりそうか?」
に気づくことから始めます。
その問題がわかりやすくて誰の目にも明らかであれば良いですが、
常態化しすぎて誰にもそれが見えていないと自体は少し厄介です。
後から振り返れば問題あるにも関わらず
その状態に違和感を感じられなくなってしまう。
そして事態が悪化したときにはじめて緊急で対応に追われる。
意外とそのような場面はビジネスの場では日常茶飯事です。
ですからまずは意識して現場を冷静な視点で見つめることから始めます。
そしてその上でポイントとなるのは
「思い込み」や「先入観」を徹底的に排除することです。
思い込みや先入観とは
「問題の原因はこれに違いない」とか
「こうしたら解決するに違いない」など
「~だろう」とか「~に違いない」と思っているその発想です。
私達は義務教育の中で「正解」を出すことを求められてきました。
そのせいもあって「~に違いない」という決めつけをして問題解決に取り組みがちです。
過去の成功体験や経験に縛られてしまい、
発想が硬直してしまうこともしばしばあります。
しかしそうではなく、
あくまでゼロベースでフラットに
目の前の問題と向き合う冷静な視点が必要になります。
ちょっと抽象的な話になってしまいましたが
ひとまずのところ
「問題になっていることはなんだろう」
「問題になりそうなことはなんだろう」
という視点で現場を見つめてみる。
そしてその問題に対して
「先入観をもってしまっていないか」
と一度立ち止まって冷静に自分の思考を分析してみる
というプロセスを歩みましょう!
続く。
【1222字/34分43秒】