《問題解決のステップ③》問題の全容を「見える化」する。
スピーディーに問題解決するコツについて解説しています!
ソフトバンクやヤフーで管理職のトレーニングや外部での講演など多岐にわたって活躍されている寺下薫さんのご著書
からそのメソッドについてご紹介させて頂きます。
~第1弾~
【思考術】世界一速い問題解決 - 【仕事と人生を楽しもう】1日3分のライフハック知恵袋
~第2弾~
《問題解決のステップ①》背景を洗い出す - 【仕事と人生を楽しもう】1日3分のライフハック知恵袋
~第3弾~
《問題解決のステップ②》ゴールを設定し問題を整理する - 【仕事と人生を楽しもう】1日3分のライフハック知恵袋
問題解決の4つのステップ
問題に出会ったとき解決に至るまでには以下の4つのステップを歩みます。
STEP①
10分で問題の”背景”を洗い出す
↓
STEP②
20分でゴールを設定し、問題を整理する
↓
STEP③
30分で問題の全容を「見える化」し、心の原因を突き止める
↓
STEP④
10分で解決策を出す
本日は「STEP③ 30分で問題の全容を「見える化」し、心の原因を突き止める」
についてまとめました!
(本書のp100~p130あたりを参照しています。)
問題の全体像を洗い出す2つの質問
問題に直面したときに、
解決策に飛びつくのではなく「なぜ?」の原因を探る、
というお話をしてきました。
その「なぜ?」を幅広く、かつ、深く掘り下げるためにとっても使える
2つの魔法の質問があります。
1.「問題の原因を1つ挙げるとすると、それはなんですか?」
2.「その原因が解決すれば、この問題はすべて解決しますか?」
この2つです。
ものすごくシンプルですね。
シンプルすぎて何がどうすごいのかわからないと思いますが、
この2つのフレーズは本当に魔法です。
なぜならこの2つのフレーズで大体の問題の核心に迫れてしまうからです!
例えば「作業ミスが増加している」という問題があったとします。
まずは「作業ミスが増加している原因を1つ挙げるとしたらなんですか?」
と自分に問いかけます。
すると「新しい業務で手順を覚えられないからかな、、、」というものが出てきました。
さらに「手順を覚えられていない原因を1つ挙げるとなんですか?」と問いかけます。
すると「マニュアルがない。」というものが出てきます。
作業ミスを減らすために「マニュアルを作る」という解決策が1つ出てきました。
次に「作業手順を覚えれば、作業ミスが増える問題はすべて解決しますか?」と問いかけます。
「いやいやそんなことないな。最近寝不足で作業に集中できていないことが多いな。」という別の原因に気づくことができます。
寝不足になっている原因が見えてこないので
「寝不足になっている原因を1つ挙げるとなんですか?」
と自分に問います。
「最近寝る前にスマホをいじる時間が長くなっているな、、、」ということに気付かされました。。。。。
といった具合に魔法の2つの質問を繰り返すことで
いとも簡単に問題点を数多くあぶり出すことができます。
2つの質問は実は全く違った意図があります。
1つ目の「問題の原因を1つ挙げるとすると、それはなんですか?」は縦の質問です。つまり深堀りをするために質問です。
一方で2つ目の「その原因が解決すれば、この問題はすべて解決しますか?」
は横の質問です。
つまり視野や可能性を広げるための質問なのです。
この縦と横の質問を使い分けて問題を捉えていくと
数多くの原因と可能性について検討することができます。
本当に魔法のような質問なので
是非ともみなさん早速今日から使って見てください!!
【1508字/29分55秒】