【思考術】問題をシンプルに捉える方法
GTDシリーズ第8弾です。
「はじめてのGTD ストレスフリーの整理術(デビッド・アレン (著), 田口 元 (監修, 監修))」を使ってGTDとはなにかの深堀りをしています。
今回は「ナチュラル・プランニングモデル」についてざっくり解説。
一見すると複雑な問題でも
シンプルに解決する思考術について
デイビッドアレン氏が推奨する方法がありますのでご紹介いたします。
問題をシンプルに解決する、
デイビッドアレン氏が推奨するのは
「ナチュラルプランニングモデル」という考え方です。
これは私達が普段頭の中で勝手にやっていることを
5つのステップに分けて体系化したものです。
①目的と価値観を見極める。
②結果をイメージする。
③ブレインストーミングする。
④思考を整理する。
⑤次にとるべき行動を判断する。
言葉にするとちょっとわかりにくいのですが
日常生活に置き換えるとわかりやすいです。
例えば「友人と飲みに行く」という場面を想像してください。
まず友人と飲みに行く理由はなんでしょうか。
仲を深める、仕事の話をする、ストレス解消に、といった様々な理由があるでしょう。この理由が目的そのものです。
そして自分の価値観で「こういうお店でいいなか」という大枠を頭の中で決めます。
(①目的と価値観を見極める。)
次に何を想像するかといえば、
その飲みの場の雰囲気やその飲み会の後の状態(例えばデートであればより良い感じになれるか?など)、といった先の結果を想像します。
(②結果をイメージする。)
次にその結果に至るために「どんな手段を使おうか。」「どこでいつどんなお店がよいか」といった具体的な案をいくつも頭の中で思い浮かべて吟味します。現実と求めている結果のギャップを埋める作業です。
(③ブレインストーミングする。)
次に浮かんだアイデアを整理して実現可能な状態になるよう頭の中で整理します。
考えられる複数の選択肢を整理して最も目的を達成できそうなプランを立てます。
(④情報を整理する。)
最後にここまで考えた上で最適な方法に則って
「具体的な行動」を実行に移していくのです。
(⑤次にとるべき行動を判断する。)
というものが一連の思考の流れです。
場合によっては若干の前後はあるでしょうが
私達はこういった思考パターンを経て物事の判断を下しているのです。
これを仕事に応用してみると
一見複雑そうなプロジェクトでもシンプルに片付くことがあります。
一度時間をとって紙とペンを用意して書き出してみると良いかと思います。
複雑な問題ほどこういったシンプルな質問によって
行き詰まっていたポイントに気づけることが多いようです。
仕事のなかで生かしてみてください!