【仕事と人生を楽しもう】1日3分のライフハック知恵袋

仕事が少しでも楽しくなるコツを残せたらと思いブログを始めました!労働関連の法律、働くこと全般、社労士試験、ライフハックなどについて書いています!

なぜ定時帰りができないのか?

定時帰りがなぜできないのか?

生産性向上を掲げてこのブログを書き始めましたが、

この問題については正面から考えてきませんでした。

 

仕事が終わらないから、といってしまえばそれまでなのですが

それ以上に自分にはある感情が定時帰りに歯止めをかけていることがわかりました。

それは「罪悪感」です。

「定時帰り=悪」という感情が心の奥底にあってその引っ掛かりがぬぐえていないのだと思ったのです。

 

定時帰りに罪悪感が生まれる理由

「定時帰り=悪」と感じてしまうのはなぜか?その深層心理に迫ってみました。

理由は大きく分けて二つありました。 

 

①「定時帰り=イレギュラー」という固定観念がある。

私は前職の銀行、そして今の社労士事務所で勤務してきて、

定時帰りをしたことはほとんど数えるくらいしかないと記憶しています。

特に銀行時代は定時で帰った記憶がほとんどありません。

といいますかむしろ定時では帰れない仕組みになっていました。

その日の目標数字に到達していなければ皆で残業をしてテレアポをするということが毎日のように行われていました。

目標未達なのだから仕方がない、と受け止めて残業をしていましたがこれが常態化していたので残業して帰る20時が退社時間というルーティンが出来上がっていました。

 そのため目標数字を達成して早く帰れる日にも、結局は定時に帰る人がいませんでしたので「定時帰り」という概念そのものが私の頭の中にありませんでした。

 

つまり、

「残業=レギュラー」

「定時帰り=イレギュラー」

というプログラムが頭に書き込まれているため、そのイレギュラーに対して「本当にいいのか?」という迷いが罪悪感につながっていました。

 

②「ハードワーク=長時間労働=善」という固定概念がある。

戦後日本は高度経済成長期を経て大きく飛躍。一時は世界2位のGDPとなり経済大国として世界に存在感を示してきました。そんな時代に生まれたのが「企業戦士」や「モーレツ社員」という言葉です。

自らの身も家庭や家族をも顧みず会社や上司の命令のままに働く姿を戦場での兵士に例えたものだが、日本の屋台骨を支える「戦士」であると企業や社会からもてはやされ、高度経済成長以降「日本株式会社」のおもな担い手となった。彼らは、とくに1968年(昭和43年)頃から昭和50年代にかけて、丸善石油(現・コスモ石油)のCMの「モーレツ」に、ちなんで「猛烈社員」「モーレツ社員」等と呼ばれた。

(出典:Wikipediahttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%81%E6%A5%AD%E6%88%A6%E5%A3%AB) 

 

私はもちろん生まれていないので当時の状況はわかりませんが私の父はまさにこの世代です。家庭のことは妻に任せて自分は仕事に打ち込む、というスタイルが良しとされてきました。私の父も仕事に熱中する人物で、平日は朝7時には家を出て帰宅するのは午前0時前、休日の土日もどちらか1日はほとんど出社していました。本当に休むということを知らない父でした。物心ついたころからその姿を見ていたので、私にとって社会人=父のような働き方をする人、という固定観念が出来上がっていました。そしてハードワークする父を見て、将来自分もこのように働くことになるんだろうな、と思っていました。

さらに私の母はそんなハードワークな父の姿に対して、愚痴をこぼすことは一切ありませんでした。もしかしたら母が愚痴をこぼしていたら、父の働き方に対して違和感を抱いていたかもしれません。もしくは夕方6時や7時に父が当たり前のように帰ってきていたら見方が変わっていたかもしれません。

 

いずれにせよ私の頭の中には「ハードワーク=長時間労働=善」という図式が出来上がっており、「定時帰り=悪」というイメージに繋がりやすいのだということに気付かされました。

 

この2つの固定観念を払拭しなければ「定時帰り」という目標は達成されないことになってしまいます。。。

 

明日もこの問題に対して深堀していきたいと思います。