【時間術】仕事はなぜ計画通りに終わらないのか??
「仕事が計画通りに終わらない」
誰しも抱えたことのある悩みかと思います。
予定通りに仕事が進まないと「なんでこうも仕事がうまく進まないのだ」と
意気消沈してしまいますよね。
時間術を考える上で有名な法則として
というものがあります。
パーキンソンの法則(パーキンソンのほうそく、英: Parkinson’s law)は、1958年、英国の歴史学者・政治学者シリル・ノースコート・パーキンソンの著作『パーキンソンの法則:進歩の追求』、およびその中で提唱された法則である。役人の数は、仕事の量とは無関係に増え続けるというもの[1]。
具体的には、
- 第1法則
- 仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する
- 第2法則
- 支出の額は、収入の額に達するまで膨張する
の二つからなる。
第一法則でも紹介されているように、
私達の仕事は時間をすべて満たすまで膨張してしまいます。
例えば一つのタスクに1時間の時間を与えられた場合
その仕事は30分や40分で終わることなく
1時間の時間を余らせることなく使い切って完了するという法則です。
その他似たような法則として「プランニングの誤謬」という現象があります。
行動経済学者のタニエル・カーネマン氏がエイモス・トベルスキー氏とともに1979年に報告した現象のことを指します。
たとえば学位論文を書くのにどれだけの時間が必要化を問われた学生たちは平均して33.9日、最悪を想定しても平均48.6日で完成すると答えたのに対して、実際に掛かった時間は平均で55.5日となったように、未来にかかる時間の想定は一貫して楽観的で間違った傾向をもつというものです。
(出典:ライフハック大全 P36)
この現象のポイントは仕事が下手だから起こるのではなく、私達の認知のクセそのものが原因だとのこと。
つまり基本的に「甘く見積もりがち」という傾向があるのです。
「このくらいで終わるだろう」と見積もって仕事をスタート、
始めてみると思ったよりも多くの細かいタスクが後から出てきた、
結果予定通りに仕事が終わらない、
という経験をされたことがみなさんも一度はあるのではないでしょうか。
人間は与えられた時間通りかそれを超えるように、
甘い見積もり仕事を進めてしまう生き物なのです。
では少しでも思い通りに仕事を処理していくためにどのような方法が有効でしょうか。
明日はその具体的な方法論について書いていきます。