【仕事術】メリハリをつける1
私は「メリハリをつけるのがうまいですね。」
と言われることがあります。
個人にあまり自覚がないのでピンと来ないですし、
むしろメリハリをつけることが苦手だとさえ思っている節がありました。
しかし苦手だからこそ乗り越えようと工夫をしているわけで
そういったところを見て「メリハリをつけるのがうまい」と
評価して頂いているのだと思います。
「メリハリをつける」
言葉の語源を調べてみるとこんな意味が出てきました。
「メリハリ」は、邦楽用語である「メリカリ」が転じた言葉だそうです。
「メリカリ」とは、 微調整して音を低めることを「減り(めり)」、高めることを「上り・甲(かり)」と呼んでいた邦楽用語で、現代では、主に尺八などの管楽器で使われています。「減り(めり)」は「減り込む」など、一般的にも使われていた言葉ですが、「上り・甲(かり)」は邦楽以外で使われることがなかったため、一般的には代わりに「張り」を使って「減り張り(めりはり)」と言うようになり、「音声を緩るめることと張り上げること」を意味するようになったそうです。
(出典:「メリハリをつける」の「メリハリ」って、どこから来た言葉? | 日本語不思議辞典)
もともと楽器の用語だったのですね~。
漢字で表記すると「減り張り」となります。
漢字を見ると意味合いがより伝わってきますね。
さて次に
「メリハリをつけられる人」
という言葉がありますが
言い換えるとどのような人のことを指すのでしょうか?
多くの場合、
「オンとオフの切り替えがうまい人」
という意味ではないでしょうか。
仕事をするときは一所懸命に目の前の仕事に打ち込む、
就業時間が一度終われば仕事とはうって変わってプライベートを全力で楽しむ、
そんなことが出来る人を日常では
「メリハリをつけるのが上手い人」
という表現をしています。
このオン・オフの切り替えができずに
悩んでいる人が多いのではないでしょうか。
メリハリをつけるために
それでは
オン・オフの切り替えをうまくする
=メリハリを付けられるようになるためには
どうしたらいいでしょうか?
私が取り組んでいる工夫を一つご紹介しますと、
「遊びやリラックスをする自分の時間を、1週間に1回だけ設定する」
というものです。
例えば私の場合は毎週金曜日の夜は好きなことをする時間、
と定めており仕事や望まないプライベートの用事を入れないと決めています。
好きなこととは例えば
「ドラマを見る」「漫画を読む」「ダーツをする」
といった本当に自分のやりたいことだけをする
自分の時間です。
ここでポイントになるのが週に1回と決めておくことです。
例えば毎日23時以降は自由なことをしよう、
と漠然と決めていると間延びした密度の濃い時間にはならず
せっかくのリラックスなので満足感が得られません。
しかし週1回となればその時間を楽しみ(モチベーション)にして
集中して仕事に取り組むことができます。
そして週に1回のその自分の時間は貴重なので全力で楽しもうとします。
もう嫌でもメリハリがついてしまうのです。
このように自分を自然とメリハリ(オン・オフの)をつけたくなる状況に追い込む、
という工夫が有効ではないかと思います。
「メリハリをつけることが苦手だ」
という方は是非とも週に1回の自分の時間を持つ、を実践してみてください!
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